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- 東日本大震災は未曽有の被害をもたらしました.多くの自治体,学校,産業が甚大な被害を受け,再生の目途さえ立たないところも多いと思われます.
このようなコミュニティの人々の悲しみや苦悩,生活の苦難の現状を前にして,対応が求められる時だからこそ,地域看護職の活動の本質や理念が見えやすく,またそれを改めて認識することで,復興や新たな活動を創造する原動力とすることができると考えます.
また,今回の学術集会は第15回の節目の年にあたり,会場となる聖路加看護大学は保健所の原型である東京市特別衛生区京橋保健館(現中央区保健所)の向かいにあります.
そこで,もう一度,地域看護の原点に立ち返る機会にしたいと考え,今回の学術集会のメインテーマを「地域看護のフィロソフィー」といたしました.
本学術集会では,このテーマに関する講演,シンポジウムなどを企画しております.
- 学会員の皆様,地域看護を実践されている皆様,教育・研究に携わっている皆様,地域看護に関心をお持ちの学生や市民の皆様,多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げております.
- 学術集会長 麻原 きよみ(聖路加看護大学)
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