理事長挨拶

ごあいさつ
 
少子高齢化、健康格差、グローバル化、災害や新興感染症などの健康危機管理など、様々な社会的な課題が私たちに押し寄せてきています。そのような中、人々の健康づくりの拠点である家庭、所属組織、コミュニティ全体に目を向け、働きかけを重層的に行うのと合わせて、様々な人々との連携協働を通して地域社会づくりに関わる地域看護学の機能や役割は、益々、重要性を増しています。
 
日本地域看護学会(Japan Academy of Community Health Nursing)は、地域看護学の学術的発展と教育・普及に関わる学会として平成9年10月に発足し、このたび平成26年11月に任意団体から一般社団法に移行しました。平成27年7月現在、1,400名を越える会員を擁する学術団体へと成長を続けております。
 
本学会は、地域看護学の学術を、行政・産業・学校・在宅の4領域により構成されるものと捉え、4領域の観点から地域看護学の発展に寄与する研究、実践、教育を追究していくことを特長及び強みとしています。4領域のそれぞれの立場から関連課題や共通課題を提示し検討することにより、それらの根底に存在する、地域看護学の普遍的な知を確認し、体系づけ、追究していくことが、日本地域看護学会の使命・役割と考えています。
 
私はこのたび、平成27年度~28年度の2年間、日本地域看護学会の理事長を務めることになりました。平成27年6月20日に定時社員総会が開催され、新たな役員体制の下、学会活動がスタートしました。この2年間においては、一般社団法人としての日本地域看護学会の組織体制を堅固なものとし、学術団体としての日本地域看護学会の社会的な使命及び役割を一層意識して取り組んでまいりたいと思います。
 
近年の社会情勢の中で、地域看護学こそが目を向け、取り組まなければならない課題とは何かをしっかりと見据え、それらの課題について、じっくりと、情報共有・意見交換できる場として学会が機能できるように、また日本地域看護学会としての見解や考え方を明確に発信できるように努めてまいりたいと思います。
 
皆さまがたには、本学会活動への一層のご協力、ご参加、お力添えを賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。